景福宮(キョンボックン)の北側に位置する三清洞(サムチョンドン)エリアは、朝鮮時代より山からの湧き水があり、人々はその豊かな水の恵みを受けてきました。
その中のひとつ福井(ポッチョン)は水質、味に優れていて、王宮専用の井戸でした。当時、井戸は警備の兵に守られていたのだとか。
しかし、年に一度、テボルム(陰暦1月15日)の日だけは、一般に開放されました。この水で米を炊くと福をもたらすと言われ、王が民のため、それを許したとされています。
福井(ポッチョン)は縁起がよいと、地域の人々により2011年に復元され、往時の姿を取り戻しました。
三清洞の地名の由来は、山、水、そこに住む人々の心も清らかで澄んでいることから、とされています。今でも、ソウル市内とは思えない緑と静けさに包まれています。
福井は北村韓屋(プッチョンハノン)マウルに続く細い路地を辿っていくとあります。風水的にも吉方位の三清洞で幸運の井戸を訪ねてみてはいかがでしょうか。
|