キリスト教団体「救世軍」によって、毎年年末に行なわれる募金活動「慈善鍋(チャソンネンビ、社会鍋)」。小さな鐘をチリンチリンと鳴らしながら、赤い鍋に募金をする風景は、韓国の年末の風物詩の一つとなっています。
慈善鍋には多くの企業も参加しているため、赤い鍋だけでなく、ちょっとした仕掛けのあるこんな募金ブースも。寄付されたお金は、女性の自立支援や青少年の教育支援、老人や障がい者の生活支援といった慈善活動に使われます。
真っ赤な慈善鍋は明洞(ミョンドン)をはじめ、韓国全国各地の約420ヶ所に設置され、多くの人が寒いなか足を止めて募金活動に協力しています。
今年の募金目標金額は、12月の1ヶ月間で75億8,000万ウォン。募金活動には、5万人余りのボランティアが参加しています。年末に韓国旅行に来る人は、繁華街や地下鉄構内で真っ赤な鍋を目にする機会があるかもしれません。
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