2016年12月9日に正式開通予定の高速列車「SRT」の試運転が11月1日から行なわれています。「SRT」は、ソウルや大田(テジョン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)など韓国主要都市を結ぶ高速鉄道。時速300kmで京釜線(キョンブソン)と湖南線(ホナムソン)の高速線路を走ります。
「SRT」の開通に伴いSRT水西(スソ)駅が新しく建設されました。江南(カンナム)エリアに位置する「SRT」専用始終着駅で、地下鉄3号線・盆唐(ブンダン)線水西駅6番出口から徒歩約5分の場所にあります。
SRT水西駅-釜山駅間の移動時間は約2時間40分。片道運賃は、水西-釜山52,600ウォン(一般室基準)とKTXの運賃より平均約10%引き下げられました。
「SRT」列車内は、リクライニングシート、簡易テーブル、電源コンセント、4GWi-Fi、LED照明などが完備されているほか、バリアフリー席、車椅子用トイレ、車椅子保管所、授乳室などのサービス施設が備わっています。
ソウルの始終着駅であるSRT水西駅は中心部から離れた住宅地に位置していますが、江南エリア-地方間の移動には向いています。正式開通後は、ソウルから釜山・木浦(モッポ)方面への鉄道運行本数が40%前後増加し、週末に座席の確保が難しかった状況も改善される見込みです。
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