＜Ｋ−１＞崔洪万、善戦もバダ・ハリにＴＫＯ負け

　Ｋ−１ファイターの崔洪万（チェ・ホンマン、２８）がバダ・ハリ（２４、モロッコ）からダウンを奪いながらも、延長戦開始直後に棄権した。

崔洪万は２７日、ソウルオリンピック公園第１体育館で行われたＫ−１ワールドグランプリ２００８ＦＩＮＡＬ１６」でバダ・ハリと対戦、３Ｒを戦っても勝負はつかなかった。 崔洪万は延長戦が始まると同時に棄権し、ＴＫＯ負けとなった。

惜しまれる試合だった。 崔洪万はハリのスピードとパワーを落とすために第１Ｒはディフェンスに集中した。 数発のパンチを許しながらも、大きなダメージなく第１Ｒを終えた.

崔洪万は第２Ｒにチャンスをつかんだ。打ち合いの中で左フックがハリのあごをとらえ、右のパンチでダウンを奪った。 崔洪万は勝機をつかみながらも、その後はまたディフェンスに集中した。

第３ラウンドに入ると、ハリがポイント狙いの攻撃で試合を優位に運んだ。 判定は１−０と崔洪万優勢だったが、延長戦に入った。しかし延長戦に入ると同時に崔洪万はタオルを投入し、棄権した。 右わき横にダメージがあったうえ、練習不足で体力が著しく低下したからだ。

崔洪万は体重を２０キロほど落としたことでスピードが増し、容易にはハリの接近戦を許さなかった。 しかし決定力不足は相変らず課題として残った。