反グローバル化活動家３０人が入国…空港セキュリティーは「最高レベル」に

◇反グローバル化活動家が次々と入国＝警察によると、７日現在、国内に入った海外の反グローバル化活動家は約３０人にのぼる。この活動家らは「出入禁止対象」に分類された危険人物ではないが、集会やデモを行う可能性が高いと把握されている。

警察はこうした反グローバル化活動家と国内団体がグローバル化の象徴とされる「マクドナルド」など多国籍企業の店舗を急襲する可能性に注目している。実際、マクドナルドは主要国際行事が開かれる度に攻撃目標とされてきた。

警察は特定空間での平和デモは保障する方針だ。ソウル地方警察庁は７日、「ソウル鍾路（チョンノ）の普信閣（ボシンガク） を平和デモ区域（Ｐｅａｃｅ　Ｚｏｎｅ）として運営する予定」と明らかにした。

◇空港セキュリティーが最高レベルに＝８日から仁川（インチョン）・金浦（キンポ）・金海（キムヘ）・清州（チョンジュ）・済州（チェジュ）空港のセキュリティー等級（全５段階）が史上初めて最高レベルの「深刻（Ｒｅｄ）」段階に引き上げられる。

これを受け、出国場で乗客の体に触れて検査する比率と機内搬入用の携帯品を開けて検査する比率がそれぞれ５０％に引き上げられる。第１段階の「平時」の場合、この比率は１０％。

出入国場に設置された金属探知器の感度も「平時」の５０から７０に高められ、小さな金属物でも非常音が鳴る。また「平時」には開封検査をしない航空機貨物室適材貨物の３０％も包装をはがして検査する。

国土海洋部のチョン・ピルマン航空保安課長は「セキュリティー検査の強化のため飛行機に搭乗するまでの時間は長くなる」とし「国際線利用客は普段より１時間早く空港に出てきてほしい」と呼びかけた。