「Ｇ２０会場を爆破する」脅迫電話かけた男を検挙

　主要２０カ国（Ｇ２０）首脳会議を１０日後に控え、会場のソウル・三成洞（サムソンドン）のＣＯＥＸをダイナマイトで爆破すると脅迫電話をかけた５０代の男が警察に逮捕された。

ソウル・江南（カンナム）警察署は１日深夜、ＣＥＯＸの安全状況室に電話をかけ、ＣＯＥＸを爆破すると脅迫した容疑（脅迫罪）で５０歳の無職の男を検挙した。警察によると男はこの日午前３時５０分ごろ、松坡区石村洞（ソンパグ・ソクチョンドン）の考試院から携帯電話で電話番号案内の１１４番に電話をかけＣＯＥＸ安全状況室の番号の案内を受けた。その後自宅前の公衆電話に移動しこの番号に電話をかけ「Ｇ２０会場のＣＯＥＸにダイナマイト５０個を設置した。きょう爆破する」と脅迫した容疑が持たれている。

通報を受けた警察は容疑者を５０歳前後でソウル言葉を使う人物と特定した。その後ソウル地方警察庁が持つ爆破・テロ脅迫犯数百人のリストの提供を受け、容疑者を４人に絞り込んだ。警察はこのうち最も疑われる５０歳の男を訪ねて行った。男は、「午前４時にどんな理由で番号案内に電話をかけたのか」との質問を受けるとその場で携帯電話を地面に投げつけて破壊するなど怪しい行動を取ったため、警察が男を緊急逮捕し追及したところ、犯行の一切を自白した。男は２００４年にも同様の電話をかけ即決審判を受けた前歴でブラックリストに掲載されていた。

ソウル地方警察庁の李聖揆（イ・ソンギュ）庁長は事件発生から３時間で容疑者を検挙した江南警察署のキム・ミョンギ警長を同日午後に警査に１階級特進させた。