においのない水道水の供給を開始

ソウル市上水道事業本部は市内で初の高度浄水施設となる永登浦（ヨンドゥンポ）浄水センターを２１日に竣工し、江西区（カンソグ）、衿川区（クムチョング）、九老区（クログ）の３区１９洞の１７万世帯に１日３０万トンの水道水を供給する。

事業本部は水道水を高級化するため１９７０年代に建設された永登浦浄水場施設を撤去し、１４８０億ウォン（約１０６億円）を投じて４年余りにわたり高度浄水施設を建設した。高度浄水施設は水道水から出る特有の味とにおいを除去できるシステム。炭（粒状活性炭）で再濾過してオゾンで殺菌し、膜濾過施設で微生物と消毒副産物など微量の有機物質まで処理する。

永登浦浄水センター周辺には、蘭芝（ナンジ）公園と仙遊（ソンユ）公園のほか浄水場内部施設を見られる高さ２８メートルの展望台と生態公園などを設置した。