【黄長ヨプ氏他界】“顕忠院に埋葬”で野党から反発

黄長ヨプ（ファン・ジャンヨプ）元朝鮮労働党書記の大田（テジョン）国立顕忠院（ヒョンチュンウォン）への埋葬をめぐり、論難が起こっている。

北朝鮮最高位職だった黄元書記が国立墓地の設置運営法上、埋葬の要件である“大韓民国に著しい貢献をした人”にあたるのかをめぐり、野党の一部が反発した。

孟亨奎（メン・ヒョンギュ）行政安全部長官行政安全部長官は１２日、黄元書記に１等級勲章である国民勲章槿章を授与した。顕忠院埋葬の要件を満たしたのだ。

任太熙（イム・テヒ）大統領室長はこの日、黄元書記の焼香所に弔問した後「関連手続きが進行中だが、黄元書記の顕忠院埋葬は決まったと思う」と述べた。

金武星（キム・ムソン）ハンナラ党院内代表も国政監査点検会議で「黄長ヨプ先生は２３００万の北朝鮮住民たちが金正日（キム・ジョンイル）独裁の暴政の下で大きな苦痛を受けているという事実を世界に知らせ、国内自生的な主体（チュチェ）思想派、従北主義者の考えが間違っていたということで悔やみ、転向させた大きな功績のある方だ」と説明した。国家保勲処は１３日午後、国立墓地埋葬対象審議委員会を開いて彼の埋葬を最終的に決める予定だ。

しかし民主党の朴智元（パク・チウォン）院内代表は「法的に見極めなければならないようだ」と賛成しない立場だ。進歩新党チョ・スンス代表はラジオインタビューで「顕忠院は国のために献身、奉事した方々を礼遇する次元で埋葬をするが、黄前秘書の場合、国民的情緒が簡単に１つにならない部分がある」と述べた。

進歩新党の党員であるチン・ジュングォンさんは１１日、ツイッターに「金日成（キム・イルソン）唯一思想を作り、労働階級支配を首領の独裁に置き変えることに功績を立て、転向もしなかった人が大韓民国の顕忠院に埋葬されるぐらいなら、この際、顕忠院に革命烈士陵を作ったらどうか」という批判文を書いた。