格安航空会社４社がそろって黒字転換、利用客急増

【ソウル８日聯合ニュース】格安航空会社の済州航空、ジンエアー、エア釜山、イースター航空が、７～９月期にそろって黒字を記録した。
　国土海洋部が８日に発表した暫定集計によると、済州航空は７～９月期に売上高４６０億ウォン（約３３億８９２１万円）、営業利益４９億ウォン、当期純利益３２億ウォンを計上する見通しだ。

　イースター航空は売上高３５５億ウォン、営業利益４０億ウォン、当期純利益３７億ウォンになると予想された。４～６月期にそれぞれ８億ウォンと３７億ウォンの当期純利益を上げ、黒字転換したジンエアーとエア釜山も、７～９月期に前期を上回る黒字になると見込まれた。

　格安航空会社は大半が昨年まで赤字を計上していたが、ことしに入り経営が好転している。四半期ベースで格安航空会社が同時に黒字転換したのは今回が初めてだ。

　１～９月の格安航空会社の国内線利用客は、前年同期比で４８．４％急増した５１６万人を記録し、初めて５００万人を上回った。国内線全体に占める割合も２５．９％から３４．０％に上昇し、年末までの利用客は６７０万人に上る見通しだ。

　国際線でも格安航空会社の就航路線が増え、前年同期より６．７倍多い６３万人を記録した。全体に占めるシェアは３．２％。国際線への就航が増えており、国土海洋部では年末までに利用客が８０万人を超えると見込んでいる。

　国内線と国際線を合わせた格安航空会社の利用客は５７９万人で、全体の１７．０％を占めた。

　同部は今後、航空利用客の権益を保護するため、被害救済の手続きを具体化するほか、航空会社のサービス評価制度も導入する方針だ。