ソウル・南山公園が生まれ変わる、市が改修事業へ

【ソウル１１日聯合】ソウルの南山に、来年６月までに稜線沿いを周回できるジョギングコースが作られるほか、２０１０年までに売店がコンビニエンスストアに、飲食店はファミリーレストランに変えられる。ソウル市は１１日、南山公園を観光客が楽しめる世界的な公園に作り変えるための改修事業の内容を明らかにした。
　まず３．５キロメートルの南山北側巡回路で、幅４メートルのジョギングコースが１３日から開放される。アスファルトの一部を掘り起こし、ゴムチップとウレタン合成の複合弾性舗装で陸上トラックのようなクッション性を持たせた。さらに来年上半期には南側循環路３．２キロメートルと、この２つの循環路をつなぐ０．８キロメートル区間の工事も終え、総延長７．５キロメートルの環状型ジョギングコースを造成する計画だ。　

　視覚障害者らの安全を期し設置してある鉄製の柵は木材でコーティングしたり、散策コースのうち老朽化した鉄材の柵の一部を木材に交換したりする。シジミバナやマサキなど背丈の低い木を柵代わりとし、その下に野生花を植え込むことも考えている。また、南山を代表する樹木のマツを増やすため、ハリエンジュなどの外来種を取り除き、自生種のマツを植え松林を育てる計画だ。

　古い売店６カ所と休憩所にある飲食店３カ所、トイレ１２カ所も、総額２１億ウォンをかけ２０１０年２月末までに段階的に改装する。

　市はあわせて、２０１０年まで１６０億ウォンを投じ、南山の周辺環境を整える事業も進めていく計画で、今月末ごろ基本計画を公募する。会賢洞の白凡広場周辺を文化空間に、野外植物園など漢南地区はハイアットホテルまで続く外国人が楽しめる名所にするほか、北側循環路周辺の山林復元にも取り組むという。