【ソウル３０日聯合ニュース】俳優で歌手としても活躍したパク・ヨンハさん（３２）の自殺が報じられ、芸能界に衝撃が走るなか、故人と生前親しかった芸能人が相次ぎ、遺体が安置されているソウル・江南の
聖母病院葬儀場を訪れている。
６年前にパクさんがパーソナリティーを務めた番組にゲスト出演したのがきっかけで親交を深めた歌手のパク・ヒョシンさんは、葬儀場に駆けつけ大粒の涙を流した。パク・ヒョシンさんは、パクさんが日本で発表したアルバムのレコーディングではボーカルディレクターを自ら申し出た仲。パク・ヒョシンさんのヒット曲「愛した後に」のミュージックビデオにはパクさんが出演しており、日本公演にはパクさんがゲスト出演した。
パク・ヒョシンさんのマネージャーは「ヒョシンは知らせを聞いて衝撃の余り気を失うほどだった。言葉もなく泣くばかりだ」と伝えた。
ベテラン歌手のシン・スンフンさんも、パクさんの死の知らせを受け、深いため息をついた。パクさんはシンさんのイベントには必ず訪れる仲の良い弟分だった。シンさんは「最近はレコーディングで忙しくヨンハに会えなかった。言葉で表現できない。胸がとても苦しい」と言葉少なに語った。
パクさんは日本コンサートツアーの最中で、今週も公演があり７月１日には日本に向かう予定だった。パクさんの日本アルバムをプロデュースした作曲家のファン・セジュンさんは「２８日に電話で話し、２９日に飲む約束をしたが、連絡がないので忙しいんだなと思った」と伝えた。パクさんの父親は古くから韓国歌謡界で活躍したアルバム制作者で、パクさんはとても頼りにしていたが、その父親が胃がん末期と分かり、とても苦しんでいたという。「（パクさんは）プラス思考の性格で、こんな衝動的なことを起こすやつではないのに…」と言葉を失った。
ある歌謡界関係者は、パクさんが１人で個人事務所を経営し負担が大きかったようだとしながらも、「それでも自殺にまで至るとは思いもしなかった」と話した。
パクさんと厚い友情で結ばれていた俳優のソ・ジソブさんは、悲報を受けすぐに葬儀場に駆けつけ、号泣した。映画「作戦～ＴＨＥ ＳＣＡＭ～」で共演した俳優パク・ヒスンさんも弔問に訪れ、故人を哀悼した。
パクさんが死ぬ前日に電話で話したという俳優のパク・シヨンさんは、この日朝に悲報を聞き泣き崩れたと、事務所が伝えた。パク・シヨンさんはパクさんとよく電話で話す親しい間柄で、前日の電話でのようすは明るく、普段、うつのような症状も感じられなかったと、大きなショックを受けているという。
ドラマ「オンエアー」で共演した俳優のイ・ボムスさんは、ドラマ撮影現場でパクさんの死を知り、言葉を失った。事務所関係者によると、パクさんはイさんの中央大学の後輩で、親しい友人だったという。パクさんの日本活動のため会う機会は少なかったが、近いうちに会おうとしていたところでこのような知らせを受け、どうしてよいか分からず言葉を失ったと伝えた。
無料会員登録
