南北閣僚会談決裂か、接触行われないまま最終日に

【ソウル１日聯合】第２１回南北閣僚級会談はコメ借款問題のため行き詰まった状況が打開されないまま、最終日となる１日を迎えた。南北代表団は前日午後に実務代表接触を行ったのを最後に、午前６時４０分現在まで何の接触も行っておらず、共同報道文草案も交換できないままだ。
　会談消息筋は、韓国側からの接触の提案を北朝鮮が受け入れないと話している。北朝鮮側が接触に応じない理由は明らかにされていないが、前日の首席代表接触でコメ借款合意履行の遅延に対し強い異議を示していたことから、「コメ問題が解決されなければ会談には臨めない」との姿勢と思われる。このため、平和定着について話し合う国策機関間の会議や国防相会談の開催、南北鉄道の段階開通など、会談の洪議題については論議すら行われていない状態だ。周辺では決裂の可能性もささやかれている。

　南北は１日午前１０時に全体会議を行いまとめ作業を行い会談を終了する予定だったが、状況が流動的名ものとなり、予定していた時間に全体会議が開かれるかどうかは不透明な状況だと、消息筋は話している。