柳明桓長官が１０日ベルギーへ、ＥＵとの協定に署名

【ソウル４日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓（ユ・ミョンファン）長官が１０日から３日間、欧州連合（ＥＵ）本部があるベルギーを訪問する。外交通商部が４日に明らかにした。
　柳長官はＥＵ加盟２７カ国の外相とともに韓国・ＥＵ基本協定に署名する予定。基本協定への署名は、昨年１２月のリスボン条約発効後、地位が高まったＥＵとの協力強化に向け法的・制度的基盤を設ける契機になると、外交通商部は説明した。

また、柳長官は欧州委員会のバローゾ委員長を表敬訪問し、アシュトンＥＵ外務・安全保障政策上級代表、ベルギーのファンアッケレ外相、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のラスムセン事務総長とそれぞれ会談する。会談では、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没に関する朝鮮半島と北東アジアの情勢、北朝鮮核問題など相互の関心事について意見を交換する。

　１１日にはＮＡＴＯ加盟国の大使を対象に、韓国とＮＡＴＯの関係、北朝鮮核問題や「天安」問題を含む朝鮮半島・東アジア情勢について演説を行う。

　外交通商部関係者は、沈没原因の調査結果に基づく今後の対応過程で、友邦であるＥＵの協力を引き出すための外交的努力が傾けられると述べた。