【社説】冷え込む南北関係への回帰を懸念する

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しばらく対南融和姿勢を見せた北朝鮮が、また強硬姿勢に変わる兆しだ。北朝鮮は4日に発表した朝鮮亜太平和委員会名義の発表で、4月まで金剛山観光を再開しない場合、観光にかかわるすべての合意を破棄するとした。北朝鮮はまた、最近、平壌を訪問した韓国側の関係者に「現在、抑留している韓国の住民4人は韓国側政府が北側を転覆しようとする勢力を放っておいた結果」と意味の通らない説明をしたという。この事件を政治的に連携し、長期化するという意図と映る。

北朝鮮は毎年3月、韓米合同軍事訓練時期に対南接触を遮断するなど強い不満を示した前例があり、今回もそれと類似の行動パターンと見ることもできる。しかし多くの情況を総合してみた場合、北朝鮮の強硬姿勢が一時的ではなく、より長期的戦略次元で行われているものと分析されている。

北朝鮮は昨年上半期まで南北政府間の接触を遮断したまま極端的な用語を用いて対南非難に没頭していたが、昨年8月、金大中元大統領逝去時、弔問団を派遣して融和の姿勢に変わった。南北首脳会談を提案して政府間接触に出て関係改善を模索した。しかし北朝鮮の関係改善の試みが対北支援と観光収入などにのみ焦点を合わせたものと把握した政府が、核問題論議など「真正性のある対話」を継続的に要求すると疲労感を見せている。これによって南北関係がまた大きく冷え込む可能性が予想されるのだ。

我々は北朝鮮が対北支援に焦点を置いて対南強硬と融和の姿勢を繰り返すのは南北関係の健全な発展に役に立たないと思う。例えば南側とは核問題と平和体制など、南側に最も重大な利益のかかった問題は論議しないとし、過去のように大々的な支援をもらうことは決して再現しにくいだろう。北朝鮮政府が対南認識を根本的に変えなければならない時だ。

韓国政府も南北関係にいっそう慎重に近付かなければならない。北朝鮮の対南接近方式が変わるまで、南北関係にあらゆる起伏があることを覚悟しなればならないかもしれない。しかしいつでも南北間対話が完全遮られ、緊張が高まることはないようにするために努力が必要だ。原則は守るが、柔軟な対応が必要だ。


COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2010年03月06日 10:06
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