２０１８五輪めざし、平昌がバンクーバーで招致活動

２０１８年冬季オリンピック招致を目指し、３度目の挑戦にかける江原道・平昌が、今月１３日開幕のカナダ・バンクーバー五輪に合わせ本格的な招致活動をスタートする。

江原道が５日に明らかにしたところによると、２０１８平昌冬季五輪誘致委員会の共同委員長を務める金振ソン（キム・ジンソン）江原道知事が９日にバンクーバーへ出発、２６日まで現地に滞在し、各国選手や国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）委員らに平昌をアピールする。バンクーバー市内のホテルに設置されるコリアハウスに、五輪招致に向けた取り組みを紹介するブースを設け、世界のスポーツ界関係者や各競技団体トップと自然な形で接触し支援を求める考えだ。

特に１５日には、ＩＯＣが２０１８年五輪開催を申請した都市に各３０分を与える記者会見が五輪報道拠点のメーンプレスセンターで開かれる。平昌誘致委は、雪の降らない国の青少年を招きウインタースポーツ拡大に取り組んでいることを紹介する一方、競技場の拡充など五輪開催へ万全の準備ができているというメッセージを明確に伝える計画だ。政府の格別の支援や、９割以上の国民の支持なども強調する。

また、平昌招致の広報大使を務める女子フィギュアスケートのキム・ヨナ選手をはじめとする韓国代表の好成績が、平昌を印象付けることにつながることから、選手の善戦にも期待を寄せる。

五輪期間中は、文化体育観光部の柳仁村（ユ・インチョン）長官や大韓体育会（ＫＯＣ）の朴容晟（パク・ヨンソン）会長、李健熙（イ・ゴンヒ）ＩＯＣ委員、関連スポーツ団体代表らが多数現地を訪れる予定で、平昌の招致活動をサポートするとみられる。