ソウル・鍾路大通りの屋台、特化通りに完全移転

【ソウル２８日聯合ニュース】ソウルの目抜き通り、鍾路大通り沿いの屋台が新年から完全に姿を消すことになる。ソウル市は２８日、鍾路大通り沿いで営業する露店商を周辺の特化通りに移転させる事業を年内に完了する計画だと明らかにした。

市は鍾路区とともに、昨年下半期から「歩きやすい鍾路作り」事業に着手。数十年間鍾路沿いで営業してきた６４７の露店商を対象に移転を説得するとともに、周辺にアクセサリー、飲食物などの露店を集める「特化通り」の造成を進めてきた。

これまでに鍾路２街の「若さの通り」（旧ピアノ通り）をはじめ、公平洞、観水洞、苑南洞などに特化通りが設けられ、３４１の露店商が移転した。残る３０６の露店商については営業を年内までとし、来年１月から楽園洞、鍾路５・６街などに移転させる予定だ。これに向け、市と区、鍾路露店商連合会は、露店営業時の法秩序順守と、相互友好関係維持を内容とする協約を１６日に締結した。

市関係者は、鍾路の露店一掃事業は露店商と移転先の小売店の反発などで成功が不透明だったが、完了すれば鍾路は歩きやすい通りになり、特化通りはひとつの観光名所になると期待されると説明した。