『太王四神記』、「ロード・オブ・ザ・リング＋朱蒙」

民放・ＭＢＣテレビ（文化放送）の時代劇『太王四神記』（脚本：宋智娜＆パク・ギョンス、演出：金鍾学）は「映画『ロード・オブ・ザ・リング』とＭＢＣの大河ドラマ『朱蒙（ジュモン）』を合わせたもののようだ」という評価を受けた。

１０日に放送された『太王四神記スペシャル』は、太王と四神、そしてそれらをめぐる恋物語などについての説明から、文素利（ムン・ソリ）、尹太瀛（ユン・テヨン）など俳優らや撮影地でのエピソードなどを紹介した。済州道（チェジュド）にオープンセットを設ける過程やコンピューターグラフィック（ＣＧ）の制作過程をはじめ、キルギスタンで撮影した大規模な戦闘シーンなども公開した。

４３０億ウォン（約５２億円）の制作費が注入された同ドラマの映像については、１００％韓国の技術によるＣＧが満足できるレベルだった、との評価が相次いだ。とりわけ、ムン・ソリと?勇俊（ペ・ヨンジュン）が火柱で戦いを繰り広げる場面は、世界的に好評を受けた『ロード・オブ・ザ・リング』に劣らない、と評価された。

一方、幼い時代には柔弱だった男が自身に与えられた運命に気付いた後、国を建てるための偉業に乗り出すというストーリーが『朱蒙』に似ている、というのが大方の見方だ。特番以降、視聴者の反応も熱い。ある視聴者は「以前の韓国のドラマとは全く異なるレベル。特番だけでも途方もない喜悦を感じたぐらい。ブロックバスターの大作だ」と好評を博した。

中央エンターテイメント＆スポーツ（ＪＥＳ）