プロテスタント指導者が声明発表、宣教方法を反省

【ソウル７日聯合】プロテスタント系の元老や重鎮クラスの指導者が７日、アフガニスタンでの人質事件に対し謝罪し、韓国の教会の排他的で強引な宣教方法に自省を促す声明を発表した。韓国福音主義協議会会長や愛の教会の元老牧師、韓国基督教会協議会と韓国基督教総連合会でそれぞれ総務を務める牧師、韓国世界宣教協議会の事務総長、基督教倫理実践運動の元共同代表ら１３人が参加した。
　声明は、「韓国の教会は今回の事態に対し共同責任を感じ、あらゆる心配と労、犠牲の苦痛を抱かせることになった国民と政府当局に頭を垂れ謝罪する」と述べている。これまでの宣教について、情熱が度を過ぎ、大げさなスローガンで優越的、征服的、排他的、一方的、誇示的、競争的な態度を取ったケースがなくはなかったと認めた上で、こうした誤った姿勢を深く反省し、今後は現地の人の生き方と情緒を尊重する双方向的な姿勢を取るとした。また、ボランティア団を無理に送り込んだセムムル教会とビザ発給に協力した韓民族福祉財団、現地での不注意な案内を放置した専門人国際協力団の宣教団体にも過ちがあったと指摘した。

　一方で、タリバンの行為はイスラムのコーラン精神はもちろん、人類の普遍的な生命尊重精神にも逆行する蛮行で、宗教をかさに着て政治的征服が行われるのは遺憾なことだと述べた。