韓国旅行「コネスト」 韓国に来た“空のホテル”A−380。韓国の政治ニュース
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韓国に来た“空のホテル”A−380

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6日午前10時30分。乗客約200人を乗せて仁川(インチョン)空港滑走路に入ったA380が、離陸を控えてエンジンが轟音を立て始めた。窓の外に推進力7万ポンドのエンジン2つをつけた左翼が目に飛び込んで来た。下にしなった翼はひと目では全体が見えないほど長かった。両翼の幅は約80メートルだ。最大離陸重量が560トンで、10トントラック56台分にあたる巨大な動体の離陸はどんなものかとやや緊張した。

飛行機は時速300キロで滑走路を走った。すると通常の飛行機に劣らず軽やかに空に向かって離陸した。座席前モニターには、後ろの翼に付いたカメラを通じ、雨の中をくぐりぬけて離陸する場面が生中継された。

世界最大旅客機であるエアバス社のA380が国内で初めて試乗イベントを行う瞬間だった。

2010年からこの飛行機を導入、運航する大韓(テハン)航空が用意したイベントだ。A380は当初は独島(トクト、日本名竹島)上空を飛ぶ予定だったが、天候の関係で済州(チェジュ)島に変更した。

飛行機1階入口には案内デスクがバー(BAR)のように作られ、顧客が簡単な飲み物を飲むことができる。1等席後ろのバーでは飛行中、ワイングラスを傾けることもできた。中央階段を通じて上がった2階は1階と広さと長さがまったく同じだった。機内空間をピンポン玉で満たせば3500万個が入るという。ゆとりの空間が多く、座席は他の飛行機より前後の間隔が広かった。

窓もB747−400より20%ほど大きく、涼しさを感じた。2階にはソファ−が置かれたラウンジも見えた。試乗飛行機の内部は基本形だ。航空会社が飛行機を注文する際、ジムやシャワールームなどの設置も可能だという。


世界最大旅客機エアバスA−380試乗イベントが6日、仁川空港で行われた。体験団として参加した子供の乗客が広い1等席の座席に座っている。大韓航空はこの飛行機を2010年から導入する予定だ。



出力が大きいエンジンをつけたにもかかわらず騒音は大きくなかった。むしろ「一般旅客機より5dBほど静か」だという説明だった。

1200対1の競争をくぐって試乗に参加したオム・ヒョンサン君(13、中2)は「とても大きく、広く、息苦しくなくてよかった」と言った。昼12時5分ごろ、A380は仁川空港に軽やかに着陸した。離陸のときのように着陸時も他の飛行機との違いを感じなかった。この飛行機は滑走路に与える負担を減らすためB747−400(18個)よりタイヤを4つ余計につけて重量を分散させたということだ。A380はシンガポール航空が10月から初商業運航をする。大韓航空は2010年から5機を導入、米州と欧州路線に投入する予定だ。

仁川空港=姜甲生(カン・ガプセン)記者
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2007年09月07日 11:30
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