日本の漫画「ドラゴン桜」、韓国でもドラマ化…ＫＢＳで放送

日本でもドラマ化され東大旋風を巻き起こした三田紀房の漫画「ドラゴン桜」が、韓国でもドラマ化決定！

制作は「風の絵師」で韓国ドラマ界に衝撃を与えたドラマハウス

落ちこぼれが大韓民国、最高の名門Ｓ大学に行くための特別な勉強法満載のドラマが制作される。制作会社は「風の絵師」でドラマ界に衝撃を与えたドラマハウスに確定。「落ちこぼれ、Ｓ大学に行く」は、ＫＢＳで２０１０年１月より放送予定。

「落ちこぼれ、Ｓ大学に行く」の原作は、日本で大人気の漫画「ドラゴン桜」（三田紀房作）。最近刊行された韓国語版も、受験情報に熱心な読者から支持されている。全２１巻である原作の漫画「ドラゴン桜」には、受験生に必要な情報が網羅されており、東京大学をはじめとする日本の難関大学の受験生の間では、参考書のように読まれている。日本では、２００５年にＴＢＳでドラマ化され、高視聴率をマークしている。その影響力は大きく、同年、東大入試の受験者が１２％も増加したという記事が新聞に出たほどだった。

「落ちこぼれ、Ｓ大学に行く」でも、受験に役立つ情報をドラマに盛り込む予定だ。落ちこぼれが集まる高校といわれるビョンムン高校でも、落ちこぼれの劣等生たちが「Ｓ大学入試特別クラス」に入って勉強することで徐々に成長し、自分で考える力をつけ、人生を切り拓いていく様子を描く。

「落ちこぼれ、Ｓ大学に行く」の制作会社、ドラマハウスの関係者は「韓国の教育界の問題点を描き出すだけでなく、ドラマを通して理想の教育と教師像を提示したい」と意気込みを語った。

「Ｓ大学合格の勉強法」を伝授するカン・ソクホ役は、韓国を代表する俳優キム・スロに決定。暴走族出身の弁護士カン・ソクホは、倒産直前のビョンムン高校を再生させるためには、１年以内でＳ大学合格者を出すほかないと判断。自らがＳ大学入試特別クラスの担任となり、緻密な作戦を立てビョンムン高の落ちこぼれたちをＳ大学に導く。

映画「うちの学校のＥＴ（English Teacher）」で熱血教師を演じたキム・スロが、再び教師役に挑戦。前回とは一味違うカリスマ性のある教師をどう演じるのか、注目が集まっている。

制作陣として、ＫＢＳドラマ「オルディーズ・バット・グーディス」（Oldes But Goodes）、「町外れの淡い恋」など、独特な作品を作ることに定評のあるプロデューサー、ユ・ヒョンギが演出担当。脚本は、軽快な台詞が人気の新鋭脚本家ユン・ギョンアが担当する。

ドラマ「落ちこぼれ、Ｓ大学へ行く」は、教育問題を取り扱うだけでなく、視聴者にとっても、挑戦する気持ちと希望を与えるドラマとなるだろう。