韓国旅行「コネスト」 【中央時評】外国人専用カジノの拡張急がれる。韓国の社会・文化ニュース
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【中央時評】外国人専用カジノの拡張急がれる

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日本を訪問した後、韓国が日本に追いつくのが不可能なばかりではないと感じたという人が意外と多い。天下の経済大国、日本を大したことないと考える人が多い国は、おそらくこの地球上に韓国だけだろう。日本のことになれば委縮してしまった時代を思えば、世の中が変わったことを実感できる。韓国が日本を恐れないほど自信を持つようになったのは幸いなことだ。

しかし外国人が見る韓国は、日本とは一言で「天地の差」がある。コリアといえば依然戦争やクーデターを連想し、火炎瓶が乱舞するデモを思い浮かべる人が多い。戦争が起きる可能性が最も高い地域に韓国を選ぶ人が多い。経済的にはよくなったとはいうものの、社会的に依然として不安定な国という認識も捨てずにいる。

韓国に対する否定的なイメージを画期的に改善できる方法はないか? 作故したコメディアン、李朱一(イ・ジュイル)氏が流行らせた言葉通り「いったん来て、見るように」すべきだ。「百聞は一見にしかず」といわれるように、来て、見てみれば認識が変わるだろう。だから最近になり韓国を訪ねる観光客が急増したのは、実は励みになることだ。年末まで韓国を訪ねる観光客は700万人に肉迫するという。数年後には韓国もいよいよ観光客1000万人の時代を迎えることになるだろう。

もちろん観光産業がこの程度に成長したのは大した成果である。しかし観光客数を画期的に増やす方法があるにもかかわらず、固定観念のため消極的に取り組んでいる事業があるのは残念なことだ。カジノ事業がそれだ。マカオはカジノだけで年間ほぼ3000万人の観光客を誘致している。カジノ産業が観光産業に及ぼす影響がどの程度かが推測できる。

カジノ産業は単に観光産業にのみ波及力が大きいわけではない。遅々と進まずにいるコンベンション産業も断じて活気を取り戻すことになるだろう。公演事業も活発化し、それにより韓流も加速化するはずだ。カジノ産業が国際金融に及ぼす効果も小さくない。カジノ産業は関連分野への波及が高いだけでなく、カジノそのものの「外貨稼得率」も高い。働き口もたくさん作ることができる。

こうしたメリットのため現在アジア地域はすでにカジノ戦争に巻き込まれたといっても言い過ぎではない。マカオでは、巨大な中国市場を狙って米ラスベガスの資本が先を争うように大規模なカジノを設けている。「清廉国家」「道徳国家」といわれるシンガポールもカジノ産業に途方もない規模の資本を投資している。日本や台湾もカジノ産業の育成に向けた手続きを踏んでいる。

外国人を対象にしたカジノ産業が国家経済に寄与するのがどの程度かは韓国でも確証されて久しい。およそ40年間キャリアを積んだ民営のカジノ会社が安定的に黒字の規模を拡大している。数年前からは観光公社の子会社という形で運営中のグランド・コリア・レジャー(セブンラック・カジノ)が年間100万人の観光客を呼び込み、8000億ウォン(約620億円)に近い取引業績をあげている。同社の昨年の当期純利益は600億ウォンを上回った。

多くの専門家は、韓国が外国人専用のカジノ施設を拡充すれば、韓国を訪ねる観光客数を画期的かつ一挙に増やせると断言する。主な顧客の中国人や日本人が最も接近しやすく安全な国が韓国であるため、カジノの規模を拡大するだけでいいということだ。規模を拡大してこそ多くの観光客を誘致でき、公演やコンベンション、国際金融など関連産業への波及も最大化できるだろう。

内国人を対象にしたカジノ産業を拡充するのは時期尚早だ。しかし外国人観光客を対象にしたカジノ産業を育てるのはためらう理由がない。永宗島(ヨンジョンド)でも済州道(チェジュド)でも良い。そうでなければ新しく開発するという竜山(ヨンサン)地域でもいい。そうした地域に超現代的かつ大規模な外国人専用のカジノを作れば観光客が増え、結果的に韓国という国家のイメージも大幅に格上げできるとみられる。

カジノといえば暴力や賭博だけを連想するのは一言で時代錯誤だ。いまだ国政監査の場でそうした古い認識を当たり前のように示すエリートがいるのは遺憾なことである。国際社会でカジノはすでに「家族レベルで楽しむリゾート向けの高級レジャー」に生まれ変わりつつある。カジノのそうした現代的進化が韓国で模範的に起きるよう知恵を集めねばならない。これに関する限り、それこそ時間がお金といえる。

                            高麗(コリョ)大学 金?煥(キム・ミンファン)教授

COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2009年11月18日 12:45
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