ホームショッピングの販売高、コンビニ上回る

新型インフルエンザが消費のパターンを変えたのだろうか。

新型インフルエンザが大流行（パンデミック）しはじめた今年９月以降、小売市場が変わりつつあることがわかった。

人と接触せず自宅やオフィスで製品を購入できるインターネット上のショッピングモール（サイバー・ショッピングモール）やホームショッピングなどオンライン上の売上高が急増したのに対し、人々が密集する大型のマートやスーパーマーケットなどオフラインは苦戦している。

統計庁が９日に発表した小売販売高の統計によると、９月、ホームショッピングの販売高は５６９６億ウォン（約４４０億円）と、前年同月（３９５４億ウォン）に比べ４４％も伸び、過去最大となった。ホームショッピングの販売高は前月の８月（４３８３億ウォン）に比べても３０％増えたのに対し、コンビニエンスストアの販売高は１．２％（６６億ウォン）減った。

ホームショッピングの販売高がコンビニの販売高（５５４９億ウォン）を突破したのは０８年１月以来初めてとなる。コンビニの販売の伸び率は１１．４％だった。ネット・ショッピングモールの販売もやはり前年同期比２８％の増加率で、過去最高の実績（１兆８０２億ウォン）になった。半面、大型マートは２兆７３２２億ウォン分を売ったが、増加率は２．０６％にとどまった。スーパーマーケットの販売高（２兆１０７億ウォン）は３．５％減った。

統計庁当局者は「ネット・ショッピングモールとホームショッピングなどオンラインの販売が着実に増えつづけ、消費構造に変化が起きている」とした後「諸要因が複合的に働いただろうが、新型インフルエンザの影響を排除できない」という見方を示した。