韓国人、米国適応力４９位

韓国同胞の米国社会適応力が世界１２２カ国の移住者のうち４９位だった。経済部門では１００点満点で最高水準だったが、文化・社会部門で相対的に適応力は劣った。米国に最もよく適応した移住者はドイツ系だということがわかった。アジアでは香港が１８位、日本は５９位、中国・インドは１００位圏外だった。

米国ニューヨークのシンクタンク・マンハッタン研究所（ＭＩ）が最近発表した「移住者の米国同化測定報告書」によると、韓国系移住者の総合同化点数は４０点を記録した。調査対象１２２カ国移住者のうち４９位だ。ＭＩは移住者の米国同化程度を経済・文化・社会の３部門に分けて測定した後、総合して総点を算出した。

韓国同胞は▽学歴が高い▽相対的に収入が多い▽安定した職業を持っている−−と評価され、経済部門で１００点を獲得した。しかし文化部門では６３点で、日本・インドネシア・フィリピン・香港より低かった。英語駆使力が劣る上、人種間結婚の割合も低かったからとみられる。社会部門も５５点で香港・フィリピン・ベトナム・台湾より低かった。市民権取得率が相対的に低く、軍の入隊者が多くないからだ。

ベトナムは経済・文化部門では点数が韓国より低かったが、社会部門適応点数が高く、４５位を占めた。ベトナムからの移住者の社会同化度が高いのは、１９７０年代ベトナム敗亡時、米国に渡った移住者が大部分市民権を得たからだと分析された。日本は経済・文化部門では高い点数を受けたが、社会部門適応力が劣ると評価された。

中国・インドは文化・社会部門で同化できなかったと分析された。家族単位より単身移住者が多い上、市民権取得率も相対的に低かったからだ。