在日ピアニスト梁邦彦さん、来月に１０周年記念公演

【ソウル２３日聯合ニュース】医師出身の在日韓国人２世ピアニスト・梁邦彦（日本名：りょうくにひこ／韓国名：ヤン・バンオン）さんが、１０月２３日午後８時からソウルの世宗文化会館で韓国活動１０周年記念公演を開催する。
　梁さんは１９９６年に日本でデビュー、１９９９年に韓国ファーストアルバム「Ｏｎｌｙ　Ｈｅａｖｅｎ　Ｋｎｏｗｓ」を携え初の韓国公演を行った。「梁邦彦エボリューション２００９−１０ｔｈアニバーサリー」と題した今公演では、バイオリン、ギター、ドラム、ベースなどの日本人演奏者、韓国を代表するオーケストラとともに、感動の舞台を披露する計画だ。

　また、韓国活動１０周年を記念するニューアルバムも１０月に発表する。フルアルバム発売は５年ぶりで、ロンドンシンフォニーオーケストラと協演した中身の濃い音楽を盛り込むという。

　東京生まれの梁さんは１９９６年に医師からミュージシャンに転身。日本、香港などのアジアはもちろん、英国やドイツなどの欧州でも、作曲家、演奏家、編曲家、プロデューサーとして、クラシック、ロック、ワールドミュージック、ジャズなど多岐にわたるジャンルで活動している。

　韓国でも、２００２年釜山アジア競技大会のオフィシャルソング「Ｆｒｏｎｔｉｅｒ！」などで人気を集めた。また、映画、ドキュメンタリー、アニメ、ゲーム音楽などでも活動し、それぞれの部門で数々の受賞歴を持つ。