ロッテジャイアンツ、チョン・スグンの放出を決定

【ソウル１日聯合ニュース】プロ野球・ロッテジャイアンツは１日、報道資料を発表し、飲酒騒ぎを起こし物議を醸したチョン・スグンの放出を決定した。
　チョンは昨年７月に泥酔状態で警備員と警察官を暴行した容疑で立件され、その翌日に無期限失格処分を受けたが、ことし６月に処分解除となり、先月１２日にほぼ１年ぶりにグラウンドに立った。

　しかし、同３１日夜にチョンが釜山の居酒屋で酒に酔い、店員に罵声（ばせい）を浴びせていると警察に通報が寄せられ、警官が出動する騒ぎがあった。チョンは球団を通じ「居酒屋に行ったのは事実だが騒ぎは起こしていない」と強く否定している。

　一方、ロッテ側は「警察への通報内容はさておき、自粛すべきときに飲酒したこと自体が選手の立場をわきまえなかったあるまじき行為だと判断した」と説明した。数回にわたり名誉回復の機会を与えたが再び問題を起こし、球団の名誉を失墜させたため、今後も関係を維持するのは難しいとみて放出を決めたという。

　ロッテの決定により、１９９５年に当時のＯＢベアーズ（現：斗山ベアーズ）で選手生活を始めたチョンは不名誉な形でプロ野球の舞台から姿を消すことになった。ロッテは調査を終えた後、韓国野球委員会（ＫＢＯ）に経緯書を提出し、放出手続きを踏む予定だ。野球規約には公式に放出という用語はないが、ＫＢＯがロッテの永久失格公示要請を受け、賞罰委員会を開き、永久失格処分を下すと予想される。