金元大統領告別式、素朴で「開かれた」国葬に

【ソウル２１日聯合ニュース】故金大中（キム・デジュン）元大統領の告別式が、素朴ながらも国民全員が参与できる「開かれた国葬」として営まれる。
　金元大統領の側近、崔敬煥（チェ・ギョンファン）秘書官は２１日の会見で「告別式には全国民が参列できる。開かれた国葬、国民とともにする国葬を開催しようと思う」と述べた。

　金元大統領側は、ソウル・国会議事堂前広場で２３日午後２時から行われる告別式は、招待状がなくとも身元を確認できるものを持参した国民は誰でも参列できるようにする方針だ。また、あくまで簡潔で素朴な告別式にするとしている。李姫鎬（イ・ヒホ）夫人からも「費用があまりかからないよう、素朴で質素にしてほしい」との要請があったという。

　崔秘書官はまた、告別式の後、ソウル市庁舎前広場で追悼行事を開催する案をめぐり政府と協議していると明らかにした。多くの弔問客がソウル広場で焼香・献花しているだけに、多くの市民が金元大統領を見送れるようにすべきだとし、「路祭（故人の縁がある地の路上で行う祭祀）などさまざまな形式について話し合っている」と説明した。

　北朝鮮弔問団が訪韓することについては「弔問団を派遣した金正日（キム・ジョンイル）総書記と北朝鮮に感謝し、礼遇をもってお迎えしたい」と述べた。