サッカー、ファーベーク前監督「韓国の黄金期は過ぎた」

ファーベーク前サッカー代表チーム監督が指揮官として感じた点と韓国サッカーの現実に対する思いを打ち明けた。

ファーベーク氏は２８日（韓国時間）、オランダ有力紙のインタビューで、「０２年韓日ワールドカップ（Ｗ杯）当時にヒディンク監督が率いた韓国サッカーの黄金期はもう過ぎた」とし「当分はそういう成績を出すのは難しいだろう」と指摘した。

ファーベーク氏はまた「ヒディンク監督当時は皆が代表チームの運営に協調的だったが、その後大きく変わった」とし「今年初め代表チームの中東キャンプを兼ねたカタール大会出場を控えてＫリーグ球団の協力と了解を求めたが、出発直前に言葉を変えるなど失望することが多かった。極度の疲労感を感じ、その時から真剣に辞任を考えていた」と明らかにした。

ファーベーク氏は特に「Ａマッチの４８時間前になって選手が集まる点が大変だった。代表チームが２日間で新戦術に慣れるのは非常に難しい」と語った。

しかし「長期的に見れば、大韓サッカー協会の努力で幼少年サッカーとＫリーグは発展しており、将来は暗くない」と診断した。

ファーベーク氏は「韓国を指揮しながら勝負師の気質を必要とする代表チーム監督職に限界を感じた。クラブを指導するのが自分には合っているようだ」とし「クラブからオファーがあれば慎重に考慮する考えがある」と明らかにした。

ファーベーク氏は「韓国を離れた後、ユトレヒト（オランダ）からオファーを受けたが、休養を取りたかったので断った。現在は別のチームからオファーを受けている状態」とし、近く指揮官に復帰する意向があることを示唆した。