キム・ヨナがカナダ出国…「アップグレードに努力」

「フィギュアクイーン」キム・ヨナ（１９、高麗大）が１７日、練習地のカナダ・トロントへ向かった。

出国前にソウル新羅（シンラ）ホテルで開かれた記者会見で、キム・ヨナは「フィギュアファンだけでなく大勢の人々が見るオリンピック（五輪）は‘キム・ヨナ’を広く知らせるいい機会になる。いつもと同じ気持ちで挑戦したい。昨シーズンよりアップグレードした姿を見せるために努力する」と抱負を語った。

キム・ヨナが五輪シーズンを控えて重視している部分は技術評価点数（ＧＯＥ＝ジャンプ・スピン・ステップなど技術要素に審判が与える加点または減点）を高めることだ。

キム・ヨナは速いテンポでステップ演技を構成したことに関し「ステップを練習する時は最高レベルを受けるために努力するが、今までいつもレベル３を受けた。悪くはない。むしろレベル３の演技をうまくやってＧＯＥ点を多く受けるのが安定的」と明らかにした。

続いて「２０１０バンクーバー五輪を控えてジャンプの難度も高めた。ジャンプとジャンプの間にステップや方向転換が追加されたが、これはＧＯＥ点数をたくさん受けられる方法だ。世界選手権大会後にコーチングスタッフと相談して決めた。最初は難しかったが練習を繰り返して慣れた」と語った。

カナダに帰ったキム・ヨナは１０月１５−１８日に仏パリで開かれるグランプリ第１戦に出場する。キム・ヨナは「新しいプログラムが予想以上に早くでき上がり、体にもかなり慣れている。グランプリ大会で新プログラムを完ぺきに消化する」と意気込みを表した。