人質解放?きょう明日対面接触の見込み

【ソウル２７日聯合】アフガニスタンの韓国人拉致・殺害事件が発生から４０日を迎えるなか、現地の韓国代表団と武装勢力タリバンによる対面接触が一両日中にも開かれる予定だと伝えられた。
　政府消息筋は２７日、当初は２６日午後にタリバンとの対面接触を行うはずだったが、技術的な問題で実現できなかったと明らかにした。間もなく接触は可能と見られるとし、タリバンとの４度目の交渉が迫っていることを示唆した。韓国代表団とタリバンは１６日に３度目の対面接触を行って以来、４度目の交渉を推進してきたが意見の一致を見ないまま現在に至っている。しかし、双方は衛星電話などを利用した対話を継続しており、人質解放条件にかなりの部分で合意に達したと伝えられた。

　これに関連し専門家たちは、イスラムのラマダン（断食月）を前に特別赦免の形で、長期服役中のタリバン兵らを釈放するという合意が成立している可能性は高いと見ている。これまでタリバンが要求している人質とタリバン兵の交換につアフガン政府は拒否する立場を固持してきたが、ラマダン赦免についてはさほど否定的ではないと、現地消息筋は話す。

　また、人質交渉の最大の難関はタリバン内部の強硬・穏健派の対立だとの見方も上がっている。タリバン指導部はサウジアラビアなどイスラム国家や国際社会の世論などで、人質早期開放に合意する意向があるものの、人質を直接拉致・抑留している地域のタリバンがタリバン兵との交換要求と身代金の提供を求めているとされる。