草食男・干物女、そしてディストピア（１）

＃最近の話題は断然「草食男」と「干物女」。一言でいうと恋愛・結婚に関心がない男女だ。日本から渡ってきた造語だ。「草食男」は、伝統的に強い「肉食男」とは反対に穏やかな男性、恋愛よりも仕事や趣味に熱中する男性をいう。

日本のアイドルグループＳＭＡＰの草なぎ剛がその代表的な存在だ。ＫＢＳドラマ「結婚できない男」の建築設計士チ・ジニ、ｔｖＮシチュエーションコメディー「３人の男」のコラムニスト、チョン・ウンインも草食男。洗練された容貌に有能な職業人だが、恋愛は後まわしだ。

干物女の元祖は日本ドラマ「ホタルノヒカリ」の雨宮蛍。普段はきれいに着飾っているが、家に帰るとのびた服を着て、汚ない部屋でうだうだ過ごすキャリアウーマンをいう。ＳＢＳドラマ「甘い私の都市」でスタイリッシュな都市女性の欲望を演じたチェ・ガンヒが、公開予定の映画「エジャ」で干物女に変身する予定だ。

＃いま若者の間では「草食男」「干物女」テストが流行している。男性の場合、「格闘技がなぜおもしろいのか分からない」「会食で乾杯をする時はジュースでもＯＫ」「女性の友達は多くても恋人に発展するケースは少ない」「コンビニの新製品に関心がある」などが設問内容だ。

女性の場合は「休日はすっぴん・ノーブラ」「鍋のままラーメンを食べる」「最近胸がドキドキしたのは階段をのぼった時くらい」「１カ月以上、家族以外の異性と１０分以上話していない」などだ。