「金大中元大統領、今後の７２時間が重要」

金大中（キム・デジュン）元大統領の肺炎は、今回が０５年に続き２度目となる。

１回目も夏季だった。２回いずれも風邪の後の二次的感染による肺炎とされる。免疫の機能が落ちた高齢者にとって肺炎は最も危険な疾患だ。呼吸器分野の医師らは、金元大統領の現在の健康状態を「非常に危うい状態」と分類する。

翰林（ハンリム）大学聖心（ソンシム）病院・呼吸器内科の鄭?碩（チョン・キソク）教授は「（マスコミを通じてわかった）現在の状況は非常に深刻」とした上で「今後の７２時間が非常に重要だ」という見方を表した。７２時間以内に好転すれば回復を期待できるが、そうでなければ深刻化するということだ。

主治医を務める新村（シンチョン）セブランス病院・心臓内科の鄭南植（チョン・ナムシク）教授は「最近もたくさんの人々に会うほど活発に活動していたが、この過程で風邪のウイルスに感染したものと判断される」と説明した。鄭教授は「呼吸が厳しいものの、幸い心臓と腎臓がきちんと対応できており、血液の透析にも問題がなく、健康に退院できるだろう」と話している。