韓国旅行「コネスト」 「国民所得2000ドル超えればこれを食べる」。韓国の経済ニュース
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「国民所得2000ドル超えればこれを食べる」

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東遠(トンウォン)産業の金在哲(キム・ジェチョル)会長は1981年に米ハーバード大最高経営者課程で、「国民所得が2000ドルを超えれば国民はツナ缶を食べ始める」という言葉を聞いて「これだ」と思った。遠洋で苦労して捕獲した年間6000トンの新鮮なマグロをすべて輸出するのはもったいなかった。1981年は1人当たり国民所得が1800ドルを突破しており、2000ドル時代になればツナ缶の需要が増えるものとみて製品開発を指示した。

東遠の開発者らはサンマやサバの缶詰でチゲ(鍋)や煮物を作る韓国の消費者がツナ缶もチゲやおかず用に使うと考えだ。そこで海外のツナ缶とは違い、マグロを油に漬けて柔らかくすることにした。製造過程は比較的簡単だった。遠洋で捕獲し急速冷凍したマグロを解凍して加工して缶に入れればよかった。問題は缶の中でマグロを漬ける油だった。

香ばしい味を好む韓国の消費者のためごま油を入れてみた。しかし115度で60分間加熱し殺菌する過程でごま油が焦げて色と味が代わってしまった。ヒマワリの種の油に漬けてみたら殺菌後も味は維持できたが単価がとても高かった。

東遠F&B健康食品事業部のソン・ミョンジュン部長は、「数カ月にわたり十数種類の油をテストしてみた末に、綿実油に結論を下した」と振り返る。綿実油は味がさっぱりしていて香りもなく、マグロ固有の淡泊さをいかすことができた。マグロの種類を決めるのも大変だった。キハダマグロとビンナガマグロは価格が高い高級魚だったが、缶詰にしたらおいしくなかった。肉質がとてもしっかりしていて油が中までしみこまなかったのだ。結局肉質が柔らかいカツオを選んだ。

1982年12月に発売された東遠のツナ缶は高級イメージを出すためにわざと「赤身の缶」というラベルを付けた。休日には金会長をはじめ全社員が行楽地や駅、登山道入口で直接ツナ缶を入れて作ったキムチチゲの試食行事を行った。ツナに入れた綿実油は健康を強調するトレンドを受け2008年にキャノーラ油に変えた。発売後70%以上のシェアでトップの座を続けている。昨年は2億1000万個が売れており、国民1人当たり5個ずつ食べた計算となる。


COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2009年07月15日 10:22
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