男性−人脈、女性−公式ルート…就職方法異なる

就職活動をする際、男性は人脈を、女性は求人広告など公式的な方法を好むことが明らかになった。韓国雇用情報院のパク・ジンヒ副研究委員が韓国労働パネル資料１６８２人（男９７０人・女７１２人）の就職方法を分析した結果だ。

これによると、男性は知人・家族など個人的なネットワーク（３４．３％）と学校・学院・職場の同僚など社会的ネットワーク（２２．１％）を活用して職場を求めるケースが多かった。

就職者全体のうち人脈を通して就職したケースは５６．４％にのぼった。公共・民間雇用サービスや求人広告など公式的な方法を活用した就職者は３７．４％だった。会社を回りながら就職したケースは６．２％だった。

一方、女性は公式的な方法（４９．２％）で就職したケースが多かった。人脈を活用した就職者は４５．３％、会社を回りながら就職したケースは５．５％だった。特に４０歳代の男性の６３．７％は人脈に頼って職場を求めた。３０代の女性は半分以上（５６．５％）が公式的な方法に依存している。

パク副研究委員は「知人を通して職場を見つける場合、雇い主の特性、具体的な業務、会社の雰囲気などを把握しやすく、この情報をもとに求職者がその職場に合うかどうかを判断できるため、就職の成功率が高まる」と説明した。また「女性の場合、７割が非正規社員であり、管理職や専門職ネットワークから疎外されるため、人脈の活用が難しいと分析される」と話した。

雇用情報院の鄭寅樹（チョン・インス）院長は「女性求職者の活用度が高い公共雇用サービス機関が主管し、雇用主と女性失業者のマッチングを定期的にすることで社会的ネットワークを補完する必要がある」と述べた。