ソウル市は、外国人観光客がタクシー利用時に最も多く不満を訴えている「不当料金」の根絶を目的に、タクシー領収書への英語併記と割増料金の有無の明示を実施すると発表した。
ソウル市によると、これまでタクシーの領収書は韓国語のみの表記で、深夜料金や市外割増の有無が分かりにくかった。そのため、一部の運転手が割増ボタンを悪用し、不当な料金を請求するケースがあったという。
ソウル市は昨年6月、全国で初めて「タクシーQR通報システム」を導入しており、その結果、外国人からの通報で最も多かったのが不当料金に関するものだった。事実確認が取れたケースについては、運転手に過料を科すなどの行政処分が行われており、すでに8件が処分対象となっている。
ソウル市は「不当料金」の根絶を目的に、今後は領収書に最終料金、乗車・降車時刻、深夜・市外割増の有無を英語で併記し、料金の透明性を高める。また、カカオモビリティ「k.ride」や「TABA」などの外国人向けタクシーアプリでは、配車時に走行料金と有料道路の通行料を分けて表示する仕組みを導入する。これにより、通行料の不当請求にも気付きやすくなる見通しだ。
ソウル市の担当者は「外国人が安心してタクシーを利用できる環境を整えるため、違法行為にはより厳しく対応していく」としている。