仁川国際空港で、リチウムイオン電池を内蔵したワイヤレスヘアアイロン(コテ)が保安検査で没収される事例が相次いでおり、旅行者の間で混乱が広がっている。
航空業界によると、これらの製品はバッテリーが取り外せない発熱電子機器に該当し、火災リスクを理由に機内持ち込み・受託手荷物ともに禁止される場合がある。規定を把握していない乗客が保安検査で足止めされ、出国手続きに支障が出るケースも懸念されている。
近年、モバイルバッテリーやリチウムイオン電池が原因とみられる航空機火災事故が国内外で相次いでいる。
これを受け、韓国の主要航空会社は2025年9月以降、バッテリー内蔵型のヘアアイロン、充電式美容家電などの持ち込み規制を強化している。
一部航空会社では、対象機器について全路線で機内持ち込み禁止とし、預け荷物としても受け付けていない。
問題を複雑にしているのは、過去には持ち込み可能だった製品でも、現在は規制対象となっている点だ。
実際、仁川空港では
・入国時には問題なく通過したが、出国時に没収された
・高額な美容家電をその場で廃棄せざるを得なかった
といった事例が報告されており、規定周知の不十分さを指摘する声も出ている。
航空業界によると、判断の目安は次の通りだ。
・リチウムイオン電池内蔵
・バッテリー取り外し不可
・発熱機能を持つ電子機器
これらは基本的に機内持ち込み不可/預け荷物不可とされている。
一方で、
・バッテリー取り外し可能
・機内モードなど発熱部と電池の電気回路を遮断(分離)できる機能を備えた製品
上記のような製品に限り、条件付きで機内持ち込みを認める航空会社もある。
ただし、最終的な判断は空港の保安検査および利用航空会社の規定に基づく。
航空会社および空港関係者は、
ワイヤレス(無線)タイプの美容家電は持参を控えるか、事前に規定を確認するよう呼びかけている。特に仁川空港では、保安検査通過後に預け直すことができず、没収=即廃棄となる可能性もあるため注意が必要だ。
出国前には、
・製品がリチウムイオン電池内蔵か
・バッテリーは取り外せるか
・利用航空会社の最新規定
を改めて確認しておきたい。