「捕まえてみたら20代の若者たち」カンボジアのフィッシング組織主犯格ら検挙=韓国

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カンボジアに拠点を置き、総額64億ウォン(約6億8000万円)規模の詐欺を行っていたフィッシング組織の一味が警察に検挙された。組織員の大半は20代で、26歳の韓国人の主犯格が地元の先輩・後輩など知人を犯行に引き入れたことが確認された。

大邱(テグ)警察庁は26日、SNS上の条件付き出会い系広告を使って、136人から64億1000万ウォンをだまし取った疑い(詐欺など)で、韓国人の主犯格であるA容疑者(26)ら26人を検挙し、このうち12人を検察に拘束送致したと明らかにした。組織員は20~30代で、大半が20代の若者だったことが判明した。

警察によると、今回検挙された組織は主にロマンススキャム犯罪を行っていた。ロマンススキャム(Romance Scam)は、「ロマンス」と信用詐欺を意味する「スキャム」を組み合わせた言葉で、被害者とSNSやメールなどで長期間にわたり感情的な交流を続けて信頼を築き、その後さまざまな手口で金銭を奪う犯罪だ。

彼らはカンボジア・モクバイ地域(カンボジア・ベトナム国境付近)の犯罪団地に、「誘引役」の事務所と組織員の共同宿所を構えて活動していた。昨年7月から今年5月まで、「今夜あなたを待っています」といった条件付き出会い系広告のメッセージを無作為に送り、被害者が連絡してくると、オンライン会員登録料を要求したり、面会用クーポンなどの名目で金を振り込ませ、そのまま連絡を絶っていた。

韓国人の主犯格であるA容疑者は、中国人の共同主犯格(氏名不詳・男)とともに組織を動かしていた。A容疑者は誘引役相談員の確保・管理、韓国内の金融口座名義人の募集や資金洗浄組織の総括を担当していた。中国人の共同主犯格は犯罪団地全体の管理や組織運営資金の調達、中国人組織員の募集・統制を担っていた。主犯格以外にも、相談員を募集して教育する中間管理者や、被害者に直接チャットや電話で接触し金を奪う「相談員(誘引役)」の共犯らも、捜査過程で検挙された。

A容疑者は当初、モクバイ団地で犯行を行っていたが、今年2月、自ら集めた組織員を連れてプノンペン地域の高級住宅団地に別の隠れ家を設け、独立して活動を始めた。また、その頃からは、カンボジア国内の投資詐欺フィッシングなど、別のフィッシング組織から資金洗浄を依頼され、追加の犯行に加担した疑いも持たれている。

警察は今年4月、韓国で組織員を検挙した後、A容疑者の行方を追い始めた。A容疑者は韓国とカンボジアを行き来しながら韓国内の資金洗浄組織を管理していたが、大邱江北(カンブク)警察署が資金洗浄組織員2人を検挙すると、すぐにカンボジアへ逃走した。これを受け、捜査協力要請を受けた大邱警察庁刑事機動隊所属の上流組織捜査専従班が、今年9月にカンボジアでA容疑者の隠れ家を突き止めた。その情報を受けた現地警察官が10月にA容疑者を検挙し、今月15日、カンボジアから強制追放される形で韓国に送還された。

警察によると、検挙過程で一部の組織員が離脱を試みると、A容疑者が脅迫・暴行を加えるなど内部統制行為があったこともわかった。被害を受けた組織員が専担班に救助を求め、韓国大使館の協力で帰国した後、警察の捜査を受けた。

大邱警察庁は、海外を拠点とするフィッシング犯罪組織の「主犯格検挙」に集中するため、刑事機動隊所属の上流捜査専担班を今年3月に新設した。ボイスフィッシング・投資リーディング詐欺・ロマンススキャム・多重物品詐欺など、あらゆるタイプのフィッシング犯罪を統合捜査し、組織のトップを軸に「全体の体系」を打撃することに重点を置いて捜査を続けてきた。その結果、これまでに6つの組織(カンボジア・タイ・ベトナム・中国など)48人を検挙した。

キム・ビョンウ大邱警察庁長は「最近、高収益アルバイトや海外就職を餌に20~30代の若者を犯罪に加担させる海外フィッシング組織が増えているため、惑わされないよう注意が必要だ」とし、「今後も国境を越えるフィッシング犯罪組織を根絶するため最善を尽くす」と述べた。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2025年11月26日 14:28
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