秋夕連休に大きな混乱予想…仁川・金浦など15空港労働者がゼネスト突入

秋夕（チュソク、中秋）連休の期間、仁川（インチョン）・金浦（キンポ）空港など全国15空港を利用する旅客が526万人を超えると予想される中、労働者たちが1日から無期限のゼネストに突入した。

全国空港労働者連帯はこの日午前6時から無期限の全面ストに入ると明らかにした。

彼らは午後2時、金浦空港国内線3番出口付近で「全国空港労働者ゼネスト大会」を開く。午前9時30分と午前10時にはそれぞれ仁川空港第1ターミナル3階、金浦空港国内線3番出口で事前集会も行う。

開天節（建国記念日、10月3日）や秋夕の名節連休を含め、要求事項が受け入れられるまでストを続ける方針だ。

これに先立ち仁川国際空港公社と韓国空港公社は前日、秋夕連休の期間に全国15空港を利用する旅客が526万人を超えると予想した。特に仁川空港だけで今回の秋夕連休期間に245万人を超える旅客が利用すると見込まれており、不便が予想される。

公社は総力対応体制を構築し、旅客の不便を最小化する方針だ。

まず出国手続き時間を最小化するため、第2旅客ターミナル1番出国場にエックス線検査装置を拡充し、保安検査人員を増員することにした。出国場の運営時間も従来の午前6時から午前5時へと1時間繰り上げ、航空会社と協力して追加のチェックイン人員を配置する。

交通需要の増加に備え、駐車場1300台分を追加確保し、深夜路線バスの運行も拡大することにした。顔認証出国サービス「スマートパス」専用出国場も従来の3カ所から5カ所に増やす。

一方、公共運輸労組仁川空港地域支部と全国空港労組が集まった全国空港労働者連帯は、仁川・金浦など全国15空港で滑走路・庁舎の維持補修、消防、電気設備管理などを担当する労働者1万5000人で構成されている。これに先立ち彼らは3直2交代制の4直2交代制への転換のほか、子会社職員に対する不利益改善などを要求し、9月19日に1日間の「警告ストライキ」に突入したことがある。