康津郡産アジサイが日本市場攻略、農家所得増も期待

【康津１０日聯合ニュース】全羅南道の康津郡が日本のアジサイ市場攻略に本腰を入れている。
　郡が１０日に明らかにしたところによると、康津産アジサイの日本輸出はことしは４月末に始まり、現在は毎週１０００～２０００本を船積みしている。日本市場を開拓したのは昨年６月だが、ことしは３万～５万本の輸出を見込む。

　康津産の花の色は紫、白、淡いピンクなど１０種類以上と豊富な上、日本と近いため運送コストや新鮮さという面でも中国産やオランダ産に比べ競争力が高いという。輸出単価は１本当たり１万ウォン（約７７５円）前後で、年内に３億～５億ウォンの所得を予想するなど、農家所得の増大にも大きな期待がかかる。

　収穫期は４月から１０月末までで、低温性のため暖房費の負担がほとんどない点も大きな利点だ。郡ではこうした点を強調し、２００６年から農家に栽培を勧めてきた。今年も栽培面積を拡大する計画で、年間４００万本と推定される日本アジサイ市場で１０％のシェアを目指す。