俳優キム・スヒョンさん、故キム・セロンさん遺族などに対する損害賠償請求訴訟費用を納付せず

俳優キム・スヒョンさんが故キム・セロンさん遺族とカロセロ研究所のキム・セウィ代表を相手取って提起した損害賠償請求訴訟費用を納付しなかったことが分かった。

​ニュース１によると、ソウル中央地裁民事合議第１４部（チョン・ハジョン部長判事）は２日、キム・スヒョンさん側に印紙代・送達料の補正命令を下した。補正とは、訴訟手続きや書類上の欠点などを補足する行為をいう。納付しなければならない印紙代が足りない場合、足りない部分だけを追加で納付しなければならない。

​印紙代は裁判所に訴訟を提起する時に納付する法律費用で請求金額に比例する。送達料は訴訟過程で必要な書類などを当事者に公式に伝えるのにかかる費用だ。キム・スヒョンの今回の訴訟の場合、訴訟価額が１２０億ウォン（約１２億円）で印紙代・送達料が３８００万ウォン余りと推定される。

​報道によると、キム・スヒョン側は１６日、裁判所に補正期限延長申請書を提出した。印紙代など納付期限を先送りするという意図に読まれる。キム・スヒョン側は補正期限延長申請書で必要な最低限の延長期間を明示する必要がある。裁判所の補正期限を過ぎた場合、訴状が却下され訴訟自体が失敗に終わる恐れがある。

​キム・スヒョンさんは現在、資金圧迫などに苦しめられているという疑いが持たれている。ゴールドメダリストの内部事情に詳しいＭ＆Ａ専門家は、会社の余剰資金がほぼない水準だと伝えた。ゴールドメダリスト内の外部清掃業者と勤務契約まで暫定中止するほど財政難にぶつかるということだ。

​キム・スヒョンさんが契約を結んだ広告２０個余りが全て解除されたが、これにともなう違約金規模は２２０億ウォン以上とみられている。