日本や世界のスターバックスコーヒーにも地域ごとにデザインされた「ご当地」マグカップやタンブラーがあるように、韓国のスターバックスコーヒーの店舗でも、ご当地マグカップ・ご当地タンブラーを販売している。
デザインは数年に一度の割合で変更になり、2024年7月、約5年ぶりに地域とデザインが刷新された。海外からの観光客のみならず、国内の地元客にも好評で、スターバックスコリアではこれらのご当地商品を「アンニョンシリーズ」と呼び、クマのキャラクター「ベアリスタ」のキーホルダーも新たに加わった。
値段は
・キーホルダー 23,000ウォン
・マグカップ 34,000ウォン
・タンブラー 42,000ウォン
で販売している(2025年2月時点)。
一般的に各エリアの店舗でのみご当地商品が買えるが、ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)など観光客の利用が多い一部店舗、仁川(インチョン)国際空港の店舗などでは海外からの観光客の便宜を図り、地方へ行かずとも全商品が買えるようになっている。
各商品は以下の通り。
◆ソウル
・デザイン:景福宮(キョンボックン)、南山(ナムサン)、汝矣島(ヨイド)の花火、ソウル市庁舎など、有名な観光名所をデザインした「紫色」
・ベアリスタ:世宗大王(セジョンデワン)=ハングルなどを発明した朝鮮時代・第4代国王
◆釜山(プサン)
・デザイン:広安大橋(クァンアンデギョ)、マリンシティ、カモメ、ヨットなど、海をテーマにした「水色」
・ベアリスタ:マリンルック(水夫・船員)
◆済州(チェジュ)
・デザイン:漢拏山(ハルラサン)、トルハルバン(石の守り神)、デコポン、馬、鹿など、春の訪れが感じられる「黄色」
・ベアリスタ:海女(あま)
◆慶州(キョンジュ)
・デザイン:瞻星台(チョムソンデ)、仏国寺(プルグッサ)、石窟庵(ソックラム)など慶州の名所をデザインした「桜ピンク」
・ベアリスタ:善徳女王(ソンドッヨワン)=新羅時代初の女王
◆京畿道(キョンギド)
・デザイン:南漢山城(ナマンサンソン)、水原華城(スォンファソン)、韓国民俗村など各地の名所を紹介した「うす紫色」
・ベアリスタ:守門将
◆江原道(カンウォンド)
・デザイン:山・海・スキージャンプ・ラフティングなど、江原道の大自然をいかした「うす緑色」
・ベアリスタ:羊牧場の牧童
◆忠清道(チュンチョンド)
・デザイン:百済(くだら・ペッチェ)の史跡や特産品、西海岸に沈む夕日など、歴史と自然が感じられる「緑色」
・ベアリスタ:百済時代の衣装
◆全羅道(チョルラド)
・デザイン:韓国南西部に残る昔ながらの建物や、全州(チョンジュ)ビビンバ、任実(イムシル)チーズなどがデザインされた「クリーム色」
・ベアリスタ:茶畑の農夫
※「STARBUCKS COFFEE 梨大R店」にて撮影
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