3月1日からモバイルバッテリー、電子タバコの機内持ち込みルール変更

リチウムイオン補助バッテリー(以下「補助バッテリー」)と電子タバコは従来からスーツケーケースなどの預け荷物の中に絶対に入れてはいけないもののひとつですが、韓国国土交通局は2025年２月13日、飛行機内に持ち込む場合のルールを改めて設定すると発表しました。

2025年１月28日に発生したエアプサンの火災事故をきっかけに、航空会社ごとに少しずつ異なっていた安全基準を標準化、強化することがねらいです。

◆機内持ち込み容量·数量制限
補助バッテリーと電子タバコは手荷物委託が禁止。機内持ち込みは許容するが、容量と数量制限および厳格な保管規定を適用する。

電子タバコ：１人１個まで

100Wh以下：最大５個まで可能
100Wh以上160Wh以下：航空会社で承認されれば２個まで可能
160Wh超過：機内持ち込み禁止

※100Wh以下６個以上、100Wh以上160Wh以下の補助バッテリーを機内持ち込みにする場合は、チェックイン時に航空会社カウンターで申請。絶縁処理をしたうえで、承認ステッカーを貼る。出国時の保安検査時に提示してステッカーを確認。

◆飛行機内での新ルール
・異常や不審な点がある場合、ただちに対応できるように乗客は身につけるか、座席ポケットに保管しなければならない。機内棚の保管は禁止

・補助バッテリーを直接充電する行為は禁止(機内電源、バッテリー間の充電など)

・座席の隙間に挟まったり、過熱または膨らみなどの異常が見られた場合、ただちに乗務員に申告しなければならない