豚インフル、韓首相が政府の点検体制強化を指示

【ソウル２７日聯合ニュース】政府は２７日、メキシコと米国で発生した豚インフルエンザに関連し、１日状況点検体制を稼動する方針を決めた。
　韓昇洙（ハン・スンス）首相は同日に政府中央庁舎で行われた幹部会議で「政府は万一の事態に備え、より迅速で徹底した対応を行うべきだ」と指摘し、１日点検体制を構築して対策を滞りなく進め、必要に応じて関係官庁長官会議または次官会議を開くなど非常対応を行うよう指示した。総理室は点検体制を整え、関係官庁から状況報告を受けるなどモニタリングを強化し、迅速かつ有機的に対応していくことにした。

　韓首相は保健福祉家族部に対しても、常時点検体制の運営、世界保健機関（ＷＨＯ）など国内外の情報収集、出入国者に対する徹底した検疫を命じた。また、外交通商部には、米国やメキシコの現地状況を関係官庁に即時に知らせ、必要な措置を取り、農林水産食品部には養豚農家に対する予察、防疫、広報を強化するよう指示した。