仁川でベンツ電気自動車が爆発、火災…５時間半後に鎮火

仁川（インチョン）のマンションの地下駐車場で電気自動車からの出火と推定される火災が発生した。

仁川消防本部によると、１日午前６時１５分ごろ、仁川西区青羅洞（チョンラドン）の地上３０階建てマンションの地下１階駐車場で火災が発生したという住民の通報があった。

消防当局は地下駐車場にあった電気自動車から出火したとみて、人員１７７人、装備５９台を投入し、５時間３９分後の午前１１時５４分ごろ鎮火した。

現場の監視カメラの映像では、地下駐車場のベンツから煙が出て、爆発と同時に炎が上がる場面がみられた。

この火災で住民１６人が煙を吸い込んで病院に搬送されたが、命に別条はない状態だ。１歳児、４歳児など１０歳以下の子ども７人も含まれていた。この火災で黒い煙が地下駐車場だけでなく団地の中にも広がり、住民１０３人が避難し、３２人が階段やベランダから救助された。

また火災が発生した電気自動車の周辺にも火が広がり、駐車場にあった車両およそ７０台に被害が生じた。

この団地には全１４棟・１５８１世代が居住中で、５時間以上にわたり消火作業が続き、１１９通報は１９７件にのぼった。

警察と消防当局は現場の映像の分析などで正確な火災の原因や被害規模を調べる方針だ。

警察関係者は「映像に見られた火災車両はベンツの電気自動車と確認された」とし「消防当局と現場鑑識を進める」と話した。