韓国政府がタリバンと初の対面接触、青瓦台が確認

【ソウル１１日聯合】アフガニスタンの韓国人拉致事件で、青瓦台（大統領府）は１１日、韓国時間１０日夜、韓国側と武装勢力タリバンとの初の対面接触が行われたことを正式に確認した。千皓宣（チョン・ホソン）報道官が記者らに対し明らかにしたものだが、人質の安全と接触の成果については、具体的に公開するのは好ましくないとして言及を避けた。
　これに関連し青瓦台関係者は、１度目の対面接触は終わったが交渉が終わったわけではないと話し、追加接触の推進を続けていると話している。

　事件は発生から２３日目となり、これまで国連の身辺保障を求める立場を崩さずにいたタリバンが、アフガン政府の身辺保障覚書を信用し代表団を派遣するという柔軟な態度を見せた。事態の長期化が予想されている中、解決の分水嶺となる見込みだ。