HYBE、NewJeansレーベル代表をきょう告発…対話録など物証入手

韓国芸能事務所大手のＨＹＢＥ（ハイブ）がＮｅｗＪｅａｎｓ（ニュージーンズ）が所属する傘下レーベル「ＡＤＯＲ（アドア）」のミン・ヒジン代表らを業務上背任などの容疑で２５日、捜査機関に告発する予定だと明らかにした。

ＨＹＢＥは２２日からＡＤＯＲに対する監査を実施した結果、ミン・ヒジン代表の主導で経営権奪取計画が進んでいたという具体的な事実を確認して物証も確保したと伝えた。

ＨＹＢＥによると、監査の対象者は「ＡＤＯＲの中身を空にして外側だけを残して持って出て行く」ことやＮｅｗＪｅａｎｓ契約解約などの議論をしたことが確認された。「ＨＹＢＥを困らせる方法を考えて」「ＨＹＢＥがするすべてのことにクリティカルにアピールして」という言葉も行き来した。

監査対象者のうち１人は調査の過程でＨＹＢＥ側に経営権奪取計画や外部投資家との接触事実が入った情報資産を証拠として提出した。ＨＹＢＥを攻撃するための文書を作成した事実も認めた。

対面調査と提出された情報資産の中の対話録などを見ると、ミン代表は経営陣にＨＹＢＥが保有したＡＤＯＲ株を売却するようにＨＹＢＥを圧迫する方法を用意するよう指示をしたとＨＹＢＥは伝えた。

この指示により、アーティスト（ＮｅｗＪｅａｎｓ）との専属契約を中途解約する方法、ＡＤＯＲ代表理事とＨＹＢＥ間の契約を無効にする方法などが具体的に話し合われたとＨＹＢＥは明らかにした。

また「グローバル資金を持ってきてＨＹＢＥとディールをしよう」「ＨＹＢＥがするすべてのことに対してクリティカルにアピールして」「ＨＹＢＥを困らせる方法を考えて」という言葉も行き来した。

対話録には「５月世論戦準備」「ＡＤＯＲの中身を空にして外側だけを残して持って出て行く」などの実行計画も入っていた。

ＨＹＢＥは監査対象者から「（文書中）『究極的にＨＹＢＥから抜ける』というワーディング（表現）はミン・ヒジンＡＤＯＲ代表がした話を書き取ったもの」という陳述も確保した。

ＨＹＢＥは２２日に監査に突入してＨＹＢＥに反旗を翻す構想が入った「ＨＹＢＥの罪悪」、独自の活動を模索した「プロジェクト１９４５」、海外投資家などが議論された文書などを発見していた。

ＨＹＢＥは「該当の資料を根拠に関連者に対して業務上背任などの容疑で告発状を提出する予定」と明らかにした。

ＨＹＢＥはミン代表とＡＤＯＲ副代表Ａさんが４日に交わした対話を監査で確保したとし、イメージファイルを公開した。

これを見ると、ＨＹＢＥがＡさんとみられる人物が「このような方法もある」として▽２０２５年１月２日にプットオプション行使エキジット（Ｅｘｉｔ）▽ＡＤＯＲは中身がなく外側だけになる▽財務的投資家を募集▽ＨＹＢＥにＡＤＯＲ売却を勧誘▽適当な価格で売却▽ミン代表はＡＤＯＲ代表理事＋キャッシュアウト（Ｃａｓｈ　Ｏｕｔ）したＡＤＯＲ株の取得－－などの方案を提示したことになっている。

ＨＹＢＥがミン代表だと目星をつけた対話相手はこれに対して「すごい」と答えた。

ＨＹＢＥは「アーティストＮｅｗＪｅａｎｓ」は最大限保護するという立場だ。ＨＹＢＥは心理的・情緒的ケアと成功的なカムバックのために最善を尽くして支援すると強調した。

パク・ジウォン最高経営責任者（ＣＥＯ）は前日、社内構成員に送った電子メールで「不安な気持ちを持たずにＮｅｗＪｅａｎｓのカムバックと成長のために受け持ちの場所で業務に最善を尽くしてくださるようお願いしたい」と明らかにした。