BLACKPINK YGでグループ活動継続＝個人契約は「協議中」

韓国の人気ガールズグループ、ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ（ブラックピンク）が所属事務所のＹＧエンターテインメントでグループ活動を継続する。同社は６日、「ＢＬＡＣＫＰＩＮＫと慎重に話し合った末、厚い信頼を基盤にグループ活動の専属契約を締結した」と発表した。ただ、４人のメンバー個別の専属契約については「協議中」としている。

ＢＬＡＣＫＰＩＮＫは８月にＹＧとの専属契約が満了し、再契約するかどうか注目されていた。今回の契約締結により、引き続きＹＧのサポートを受けながらアルバム発表や超大型ワールドツアーなどのグループ活動を進める見通しだ。

ＹＧとしては同社最大のＩＰ（知的財産権）を維持することになる。梁鉉錫（ヤン・ヒョンソク）総括プロデューサーはグループ活動継続を歓迎し、「ＢＬＡＣＫＰＩＮＫが世界の音楽シーンでさらにまぶしく輝けるようベストを尽くす」とコメントした。

ジェニー、ジス、ロゼ、リサの４メンバーからなるＢＬＡＣＫＰＩＮＫは２０１６年８月、ダブルタイトル曲「ＷＨＩＳＴＬＥ」「ＢＯＯＭＢＡＹＡＨ」でデビュー。実力とルックスを兼ね備えたガールズグループとして瞬く間にスターダムにのし上がった。その後も「ＰＬＡＹＩＮＧ　ＷＩＴＨ　ＦＩＲＥ」「ＡＳ　ＩＦ　ＩＴ'Ｓ　ＹＯＵＲ　ＬＡＳＴ」「ＤＤＵ―ＤＵ　ＤＤＵ―ＤＵ」「Ｋｉｌｌ　Ｔｈｉｓ　Ｌｏｖｅ」「Ｌｏｖｅｓｉｃｋ　Ｇｉｒｌｓ」「Ｐｉｎｋ　Ｖｅｎｏｍ」「Ｓｈｕｔ　Ｄｏｗｎ」と、ヒット曲を連発した。

昨年９月に発売したセカンドフルアルバム「ＢＯＲＮ　ＰＩＮＫ」は韓国ガールズグループとして初めて米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード２００」と英オフィシャル・チャート・カンパニーによる全英アルバムチャート「トップ１００」で１位を獲得し、名実共にワールドスターとして地位を築いた。

昨年と今年は、世界で１８０万人を動員する韓国ガールズグループ最大規模のワールドツアーを成功させた。

動画投稿サイト「ユーチューブ」での人気も絶大で、「ＤＤＵ―ＤＵ　ＤＤＵ―ＤＵ」のミュージックビデオ（ＭＶ）の再生回数は２１億回、「Ｋｉｌｌ　Ｔｈｉｓ　Ｌｏｖｅ」ＭＶも１９億回を超えている。ユーチューブ公式チャンネルの登録者数は、アーティストでは世界トップの約９２３０万人。

一方、メンバー個人のＹＧとの専属契約はまだ決まっていない。メンバーはそれぞれソロ歌手や俳優としても成功し、有名ブランドのアンバサダー（広報大使）を務めるなど世界的にも知名度が高い。４人の考えをまとめるのは容易でなく、一部のメンバーはＹＧを離れて個別に活動しつつ、ＢＬＡＣＫＰＩＮＫとしてのグループ活動をＹＧで並行するとの見方もある。