24年の健康保険料率据え置き ７年ぶり３回目＝韓国

韓国保健福祉部は２６日、健康保険政策の最高議決機関である健康保険政策審議委員会の会議を開き、２０２４年度（１～１２月）の健康保険料率を据え置くことを決定した。

健康保険料率が据え置かれるのは２０１７年以来７年ぶりで、０９年を含め３回目。

これにより、来年度の健康保険職場加入者の保険料率は今年と同じ７．０９％となる。　

来年度の健康保険料率の引き上げ幅は最小限に抑えられるとの見通しが出ていたが、据え置きが決まったのは異例といえる。

政府は先月４日に発表した下半期の経済政策方向で、国民の負担や健保の財政環境、社会保険負担率などを踏まえ、２４年の健康保険料率引き上げを最小限にする方策を検討すると明らかにしていた。

保健福祉部は「健康保険財政が比較的安定している」として「物価や金利などで厳しい国民の経済条件を考慮し、健康保険料率を据え置くことにした」と説明した。