尹大統領の支持率36％ 「平和のため重要な国」は米国７割・中国２割

世論調査会社の韓国ギャラップが２３日に発表した調査結果によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は３６％となり、前週より１ポイント上昇した。不支持率は５７％で、前週と変わらなかった。

支持する理由としては「外交」（３１％）、「国防・安全保障」（６％）、「公正・正義・原則」（５％）、「教育政策」「労働組合への対応」（いずれも４％）などが挙がった。

支持しない理由も「外交」（２２％）がトップで、「福島汚染水放出問題」（９％）、「経済・国民生活・物価」（８％）、「独断的・一方的」「コミュニケーション不足」「対日関係」（いずれも５％）、「教育政策」（４％）などと続いた。

政党支持率は保守系与党「国民の力」が前週より１ポイント上がった３５％、革新系最大野党「共に民主党」は３ポイント下がった３１％だった。支持政党がない無党派は２９％、革新系野党「正義党」は４％だった。

一方、周辺国（米中日ロ）のうち、朝鮮半島の平和のためにはどの国との関係が重要かを尋ねたところ、回答者の７０％が米国、２０％が中国を選んだ。日本は３％、ロシアは１％だった。韓国ギャラップは「２０１５年から１７年までの５回の調査では米国が５０％台、中国が３０％台だったが、１９年から米国への偏りが顕著だ」と明らかにした。

調査は２０～２２日に全国の１８歳以上の１０００人を対象に実施された。