記録的円安で日本旅行が人気 関係改善や航空路線回復も追い風＝韓国

日本円が対韓国ウォンでおよそ８年ぶりの円安・ウォン高水準となるなか、韓国で日本旅行の需要が伸びている。新型コロナウイルス禍からのリオープン（経済再開）以降、海外旅行の需要は爆発的に高まっており、地理的に近く週末を利用して気軽に行ける日本への旅行客は円安を背景に当面増加を続ける見通しだ。

大手旅行会社のハナツアーでは、先週（１２～１８日）の日本旅行の予約が前週比２９．１％増加した。北海道、大阪行きを中心に予約が増えている。

別の旅行大手、モドゥツアーでも今月１～１６日の日本旅行の予約率が前月の同期に比べ約８０％伸びた。

韓日関係が今年３月の首脳会談を機に徐々に改善し、両国間の航空路線が新型コロナ流行前の水準に戻りつつあることも、日本旅行の人気を後押ししている。

ハナツアーの関係者は「格安航空会社（ＬＣＣ）を中心に日本の小都市への航空便供給を増やしており、円安効果も加わって日本旅行のニーズは当面さらに伸びそうだ」と話している。