WBC飲酒騒動、韓国投手・金広鉉「ベテランとして考え足りなかった」

３月に東京で開催されたワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）大会期間中、夜遅くまで飲酒を楽しんで物議をかもした選手らが結局、頭を下げた。

金広鉉（キム・グァンヒョン、３５、ＳＳＧランダース）、李庸燦（イ・ヨンチャン、３４、ＮＣダイノス）、鄭哲元（チョン・チョルウォン、２４、斗山ベアーズ）は１日、それぞれ記者会見を開き、ファンに謝罪した。

３選手はＷＢＣ大会中、いわゆる「スナックバー」で酒を飲んだ事実が明らかになり、批判を浴びた。複数のメディアが「一部の選手が９日のオーストラリア戦と１０日の日本戦を控えて酒を飲んだ」と報道すると、ＫＢＯ（韓国プロ野球）はすぐにＷＢＣ出場選手を全数調査した。その結果、金広鉉、李庸燦、鄭哲元が一部の事実を認め、所属チームとの事前調整を経て取材陣の前に立った。

今回の記者会見で金広鉉が日本戦の後、安山工高の後輩の鄭哲元とスナックバーに行き、似た時間に李庸燦も知人と同じ店を訪れたことが確認された。仁川ＳＳＧランダースフィールドで取材陣の前に現れた金広鉉は「ベテランとして考えが足りなかった。一緒だった後輩（鄭哲元）に申し訳なく、ファンにも申し訳ない」として頭を下げた。続いて「ＫＢＯの調査に誠実に応じる」と話した。

李庸燦と鄭哲元も昌原（チャンウォン）ＮＣパークでそれぞれ立場を表した。李庸燦は「休養日の前日に知人と東京の飲食店で夕食を一緒にした。その後、近くの酒場で２時間ほどいて宿舎に戻った。深く反省している」と飲酒事実を認めた。また「私が酒場に行った日は（報道内容とは違い）日本戦の直後だけだ。金広鉉、鄭哲元とは偶然に会った」と釈明した。

鄭哲元も「日本戦の後、０時ごろから夜中２時ごろまで（金）広鉉先輩と酒の席を持った。代表チームの成績が良くなかったが、軽率だった。自分が恥ずかしい」と話した。女性による接客サービス疑惑については「店には社長とサービスをする方たちだけがいた」と解明した。

ＳＳＧはこの日、金広鉉を１軍エントリーから抹消した。李庸燦と鄭哲元はひとまず１軍と同行する。ＫＢＯは国家代表運営規定を検討した後、賞罰委員会を開くかどうか決める予定だ。